すこぶるまったり記: PHILIPS カナル型ヘッドホン 「SHE9501」

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2007年06月07日

●PHILIPS カナル型ヘッドホン 「SHE9501」

普段愛用しているイヤホンはUltimate Ears「Super.fi 5 Pro」なのだが、雨の日や、寝るときに使うには適していないのでリーズナブルでコストパフォーマンスがいいイヤホンが欲しかった。サブとしてkossのthe plugを使っていたが、中高音の汚さに嫌気がさしてきたので新しいイヤホンを捜索。

定評のあるSONYのMDR-EX90SLにしようかと思ったが、如何せん値段が中途半端に高いので断念。

そこで、今話題のフィリップスのカナル型ヘッドホンSHE9501(ホワイト)を購入した。SHE9500(黒&赤)というのも有り、これは色違い。
このイヤホンは2,000円という低価格で、8,000円クラスのヘッドホンと肩を並べるというニューカマーだ。

早速amazonで注文して翌翌日に届いた。
パッケージは開けやすい。5proの時は手が切れそうになって怖かったが、こちらは無理なく開けられて安心。付属品はイヤーピース(S,M,L)、収納ケース、キャリングポーチ、延長コード。ケーブルは0.6m(本体) + 0.6m(延長コード)=合計1.2m。
このイヤホンは耳の奥に押し込むのではなく、耳に軽く乗せるというか、蓋をする感じなので長時間使用していても耳が痛くなりにくい。
解像度はこの価格帯にしてはかなり高め。当たりまでだがkossのthe plugとは比べものにならないほど良い。低音はやや控えめで締まりのあるタイトな音、中高音は変な癖やシャリつきはなく綺麗。全体的にフラットな印象で聞き疲れしない。若干中高音に曇りはあるが、許容範囲内だ。音場感は広く、この価格帯のカナルとしては非常に優秀。

遮音性はそこそこで、音漏れはカナル型としては多いので電車などでは注意が必要。ハウジングの背面ポートに穴が空いているためだと思われる。
音圧感度が102dBと低いため、能率はあまり良くない。

ホワイトノイズは全く無い。

総合的に見て2,000円のイヤホンとは思えないくらいコストパフォーマンスが良い。どんなジャンルでもオールマイティにこなす。フラットで非常にバランスが良く、音場が広いのが魅力。付属のイヤホンに満足できない方や、いい音で聴きたいけど高い物に手が出せない方にはおすすめの一品。音に対する考え方が変わるはず。

今後、エージングでどう変わっていくか楽しみだ。

仕様(パッケージのデータより)
SHE9501
再生周波数帯域:6~23500Hz
インピーダンス:16Ω
出力音圧レベル:102dB
最大出力:50mW
ケーブル長さ:1.2m




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コメント

音のタイプはカマボコ?それとも高音?もしやドンシャリ?

コメントありがとうございます。
以下、10時間ほどエージング済み、イヤーピースは付属品L使用の感想です。
音の傾向は全体的にフラットに近いです。
強いて言えば、若干低音よりのカマボコのように感じますが、中音域が強調され過ぎるといったことは無く、フラットに近い緩やかなカマボコといった感じです。

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