すこぶるまったり記: MARILYN MANSON「Eat Me, Drink Me」

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2007年06月06日

●MARILYN MANSON「Eat Me, Drink Me」

6月5日リリース(日本では6日リリース)。
約四年ぶりのオリジナルアルバム、マリリンマンソン「Eat Me, Drink Me」。語呂合せというか縁起を担ぐというか、あと1日で6日なのに惜しい。キリのいいリリース日といえばSmashing Pumpkinsの復活アルバム「Zeitgeist」が7月10日リリース。これも惜しいところなんだよな。2007年で7月。後3日早ければ…。スマパンについてはまた後日。

初めジャケットを見たときの感想はというと、「これがマンソン?」と思うほど落ち着いていて意外だった。マンソンの心境の変化が現れているようだ。
「Eat Me, Drink Me」というタイトルは、吸血鬼のことなのだろうか。マンソンはバンパイアと自分には共通点が感じられると言っている。それを象徴するかのように一曲目のタイトルが「If I Was Your Vampire」、直訳で「もし、私がヴァンパイアなら」。この曲の詩は去年のハロウィーンの後に書かれたらしく、それまでは本人曰く「去年の半分は鬱のブラックホールに落ちていた」とコメントしている。その詩を書いてマンソンは開放された。つまり、コレの詩を書いたことが今回のアルバム「Eat Me, Drink Me」を作成する引き金になったのだ。

今回のアルバムは「This Is the New Shit」「Rock Is Dead」のようなストレートでハードな曲は無い。そのため賛否両論が激しいと思う。
彼の心境を映すかのように、繊細な悲しみや暗い絶望、微かだが希望に満ちている光が感じ取られる曲ばかりだ。ダークで残酷だが美しい音、マンソン特有の美学がある。
すばらしいのはTim Skoldのギターサウンド!これはとにかく聞いてほしい。
M2「The Red Carpet Grave」,M6「Heart Shaped Glasses」,M7「Evidence」が最高に酔い。
聴いている者を虜にする「Eat Me, Drink Me」。
最初から最後までとにかく聴いてほしい。インダストリアル好きな私には最高のアルバム。

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